ユニットバスの壁の補修

「お風呂の壁の、蛇口が出ているあたりがボロボロになっているので何とかしてほしい」と依頼があり、見にお伺いしました。現場を確認すると、確かに蛇口がついているあたりがポツポツと劣化していて、薄くはがれている部分がありました。

なぜこの蛇口のあたりだけ、ボロボロと剥がれてきてしまったのか?それは蛇口を取り付けるために、壁材に穴を開けたから。穴を開けないと施工ができないので仕方ないことなのですが、どうしてもその隙間から水が入り込み、長年使い続けるうちに劣化を招いてしまうのだそうです。

お客様は最初、違う業者に見積を依頼していたそうなのですがユニットバス全部の交換をすすめられ、そこまでの費用はかけられないと断ったそうです。確かに劣化はしていますが、まだ一部のみということで、当社では補修をご提案させていただきました。それが、浴室用のシートによる補修。 抗菌・防カビ機能のある防水シートを貼り付け、いたんだ部分を見えなくする方法です。

残念ながら現在の壁と全く同じ色が見つからなかったため、ピンク色のシートを選択。一面全部に貼ることも検討しましたが、今回は予算の都合で一部のみとなりました。それでも、施工してみるとそんなに違和感なく仕上がって、お客様も喜んでいらっしゃいました。

今回の修理はあくまで補修となるため、壁材が劣化しているという問題の根本的な解決にはなりません。リフォームをすれば解決はできますが、それには予算の問題もさることながら「この家をこれからどう使っていくのか」という方針によっても判断は変わってくると思います。

それぞれの方の考えや、その事情に合わせて家の修繕を考えていく。その提案も私たちの大事な仕事だと思っています。

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