温水洗浄暖房便座の交換

賃貸物件の温水洗浄暖房便座の交換に伺ってきました。今までついていた機種が壊れてしまったため交換して欲しい、と大家さんから管理会社を通じての依頼です。

温水洗浄暖房便座…ウォシュレットやシャワートイレと呼ばれているものです。実はメーカーによって商品名が異なっているんです(ウォシュレットはTOTO、シャワートイレはリクシル)。今や生活に欠かせないものとなっていますが、これはどちらかというと「家電製品」に近いもの。毎日使い続ければやがて寿命が来て、だいたい7~10年くらいから不調が出てくると言われています。

修理か、交換か⁉

修理すれば直るのか、それとも交換するべきなのか。どこか不具合が出てきた時、悩む方は多いです。まず保証期間内であれば、迷わずメーカーに依頼して修理をしてもらうべきでしょう。そのために保証書はきちんと保管をしておくことが必要です。

保証期間は切れてしまったけど、まだ4~5年くらいしか経っていないという場合は、まずメーカーに相談するのが良いと思います。部品交換で修理できることも多いからです。ちなみに部品交換はメーカー対応です。水道屋などの設備業者は水漏れ修理はできますが、内部部品の電気的な修理はしません。給水パイプから水が漏れている場合などは修理対応可能です。メーカー修理を頼む場合は見てもらうだけでも出張費等の費用がかかりますのでご注意を。

10年以上使っているという場合…これは率直に「交換」をおすすめしています。というのも、

  • 費用をかけて修理しても、また別な不具合が出る可能性が高い
  • 修理しようにも、部品が供給できない
  • 10年以上、毎日使っている「家電製品」だということ

等の理由です。取り替えるのはもちろん出費にはなりますが、修理したのに「やっぱりダメだった」となるのは結果的にもったいないし、修理費用と交換費用、二度も出費することになりかねません。蛇口などもそうですが、温水洗浄便座も消耗品です。ダメになったら取り替えることをおすすめします。

正規品とリテール品の違い

交換の見積をしていると、「ホームセンターに安いものが売られているけど、おたくのとどう違うの?」と聞かれることがあります。実はホームセンターで取り扱っている温水洗浄便座は、水道設備業者などが扱う正規品とは少し違うものになっています。旧モデルの製品をリメイクしていたり、機能を制限することで価格を抑えている商品となるため正規品と比べて耐用年数が短めと言われています。ちなみに当社が取り扱うのは正規品です。正規品といっても、さまざまあるメーカーの中ではオトクな金額でつけられるものもありますので、あとはお客様の選択次第となります。

自分が納得できる選択を

安くても長持ちする場合もありますし、「高いものをつけたのに数年で壊れた!」ということだってあります。それは器具ごとの当たりはずれだったり、使い方にもよるかもしれません。そこもやっぱり、家電製品と同じです。

TOTOなどでは購入後1年以内に申し込める「延長保証制度」なども用意されています。説明書などと一緒にパンフレットが同梱されていて、申し込みすれば通常1年間の保証が5年間まで延長できますのでこういう制度を利用するという手もありますね。

毎年、多くのトイレ交換や温水洗浄便座を交換している当社では、たくさんのお客様とのやりとりの中で得た「使う側からの評判」やメーカーとのやりとりで得た情報などを加味して、それぞれのお客様に合うものをご提案しています。カタログをお持ちして見積に伺いますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

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