天井裏で水道管が破裂
年始よりご依頼いただいていた、水道管破裂修理がようやく最後まで終了となりました。「天井から水が漏れてくる」とお電話いただいたのはお正月明け。ところが今シーズンは年末から水道凍結・破裂修理の依頼でかなりの順番待ち状態に!何とか修理にお伺いし、水道工事~大工工事~内装工事を経て元通りとなったのです。
破裂したのは玄関ホール内
水が漏れてきたのは、玄関ホール。いくら家の中とはいえ、室内ドアを閉めてしまうと暖房の熱は届かないため、かなり寒くなっていました。加えて今シーズンは、年末から年始にかけて最低気温がマイナス10度以下になるという厳しい真冬日が続いていました。そんな状況下で、玄関ホール天井部分を走っている水道管が凍結・破裂してしまったようです。

天井には点検口がついていたので、まずはそこを開けて水漏れの状況を確認。だいたいの場所が見当ついたので、そこを修理するために天井を破って穴を開けます。

かなり水がたまって、ビニールシートが垂れ下がってきています。バケツを用意して水を受ける準備をし、シートを破って水を抜きました。

このたまった水が点検口の隙間から落ちてきて、気が付いた時にはもう玄関ホールが水浸しだったのだそうです。下はカーペット張りになっていたので、冷たくて大変です。これ以上水をこぼさないよう、ビニールシートを敷き、バケツで水を受けながらビニールも破り、修理にとりかかります。
破裂箇所の特定・修理

破裂箇所を発見しました。給水管は保温材で包まれているため、剥がしてみないとどこから水漏れしているのかわかりません。まずは一安心です。この破れた部分を切り取り、新しい管を繋いで修理します。

切り取った水道管。裂けている部分が膨らんでいるのがわかるでしょうか?水は凍ると体積が1.1倍に増え、気温が緩むことでその氷が溶けだして動き、動くことで水道管を傷つけ、ついには破裂してしまうのです。今回は一か所だけで済みましたが、しばらく留守にしていた場合などでは破裂が数十か所に及ぶ場合もあるんです。
今回は水道管が天井裏を走っていたので天井を開口しましたが、壁の中にある場合は壁に穴を開けるし、ユニットバスの外側に管がある場合はユニットバスに穴を開けて修理することもあります。とにかく水漏れを直さないことには水が使えないので、こうしなければならないんです。

修理後、水漏れが起きないのを確認して水道の設備修理は終了。この穴を塞ぐためには、大工さんに天井を塞いでもらい、その後内装屋さんに壁紙を貼ってもらう必要があります。壁紙はそこだけ取り換えると色が違って目立ってしまうため、玄関ホール全体を張り替えることとなりました。それぞれ作業を手配し、スケジュールを組んで後日作業となりました。お客様は火災保険に入っているとのことで、その申請のための見積書や写真なども後日お持ちしました。
大工工事・内装工事を終え元通りに

今年は大工さんも内装屋さんも大忙しのため、時間はかかりましたが全ての作業が終了して玄関ホールは元通りになりました。
今シーズンは破裂修理の件数もかなり多く、思わぬ出費となったお宅も多かったことと思います。壁や天井に穴を開けなければならない場合の水道管破裂修理は、修理・補修の総額も高額になることが多いです。火災保険などを使える場合はまだ良いのですが、そうではない方は水落をしておくことが予防のためには肝心です。また、数日でも家を空ける場合は天気予報で気温なども確認し、必要であればプロに依頼してきちんとした水落をしてもらうと安心ですね。
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